母乳が出ない体験談まとめ!月齢別の原因から見えた解消法

母乳育児をしたいのに出産後「母乳が出ない」そんな経験をしたママのリアルな声を集めました。体験談から分かった母乳不足になる原因と対策・解消法とは?混合栄養から完全母乳に成功したママの解決策も紹介しています。最初は母乳が出なくても大丈夫!ひとりで悩まないで!

母乳が出ないことは人生一番の挫折|数々の解決策を試して気づいた事とは?

 

年齢:33歳、子供:1人目、産後:0~3ヶ月の体験談です。

 

私の母も母乳の出が悪かったそうです。自分も母乳とミルク混合(しかもかなりミルクの割合高め)で育ったと母から聞いていました。だから産前からあまり母乳へ強い思いはありませんでした。「母乳が出なけりゃミルクでいいじゃん」と感じていました。

 

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でも、産後。総合病院の4人部屋に入院していました。母子同室です。授乳前後に体重を計り、母乳量を記録していきます。「最初は皆さん出ないものですよ。頻回授乳していけばどのうち軌道に乗りますからね」と助産師さんが言いました。

 

睡眠不足の朦朧とする頭で、頻回授乳を頑張りました。乳首マッサージもしました。でもなかなか母乳出ない。私より数日早く出産した人たちは、次々に母乳を軌道に乗せ、「この分なら完全母乳で大丈夫ですよ」と太鼓判を押されて退院していきました。

 

まだ混合の人も「ミルクは一日一回でいいわよ、体重が増えているようならミルクは足さなくてもいいから」。なのに私は一向に母乳が増える兆しは見えず。

 

そのうちに、私より後に出産した人たちも同室に入院してきました。私より後だから、私より赤ちゃんの抱っこもおむつ替えもおぼつかなくて、もちろん授乳も初心者で、私よりも母乳量は少ない…。少しだけ私は先輩気分でした。

 

けれど気づいたら、その人も私よりたくさんの母乳を出せるようになっていました。搾乳してみてはどうかと看護師さんに勧められました。痛かったけど一生懸命に乳首を絞り、やっと20ml取れました。その白い液体は宝物のように見え、哺乳瓶の一番下とはいえ目盛りのところまで絞れたことをとても誇らしく思いました。

 

するとカーテン越しに、隣のベッドの人もせっせと搾乳している気配を感じていました。看護師さんが見回りにきて「搾乳、どのくらいとれた?」。隣のママさん「200mlとれたんですけど、まだまだビュービュー出てきます!」。

 

涙が出ました。トイレに駆け込み、ワーワーと声を上げて泣きました。母乳を出したかった。ぴゅーぴゅーと止まらないくらい出したかった。赤ちゃんがむせ返って吐くくらい出したかった。母乳パッドを使いたかった。寝てる間に服の胸元がびしょびしょになってみたかった。

 

母乳出ない私は、母として落第点だと思いました。母乳だけで、自分の分泌物だけで赤ちゃんを育てられない私は、子育てをする上で何かとても大切なことを味わえないのではないか、一生後悔するのではないか。そういうわけのわからない恐怖感と焦燥感に駆られました。


退院後も、母乳は軌道に乗りませんでした。赤ちゃんのお世話以外は、狂ったようにスマホを操作し、「母乳 出ない」「母乳 出るには」と検索し続けました。

 

ミルクは足していました。赤ちゃんが泣き続けたら可哀想なので。でもミルクを作りながら、哺乳瓶で与えながら、涙が出ました。赤ちゃんが泣き続けようと、体重が減ろうと、かまわずスパルタで頻回授乳をつづけたほうがいいのか。いや私がそうであったように、ミルクで育てたっていいじゃん。思考はいつも堂々巡り。

 

潤沢に母乳が出る夢を見て、泣きながら目を覚ましたこともありました。とにかく母乳、母乳、母乳。33歳での初産。勉強でも仕事でも、それなりに辛い思いも挫折もしてきました。それでも、母乳が思ったように出ないことは、人生で一番の挫折で、一番劣等感を味わいました。

 

 

色々試したけど母乳が出ないことに悲観的にならなくても良かった

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私が母乳を出すために行ったのは、まずは頻回授乳。赤ちゃん用の体重計を母が買ってくれたので、一日に何度も、授乳の前後に体重を計り、母乳量を測定し記録していきました。

 

ネットには一日10回は吸わせることと書いてありましたが、私は20回は授乳していました。片乳30分以上吸わせていたこともあります。赤ちゃんが乳首を離して泣きわめくまでは、ひたすら乳首を咥えさせていました。

 

また、入院中に赤ちゃんの抱き方も指導してもらっていました。一般的な横抱きでは赤ちゃんの口に乳首がうまく入らないので、フットボールを抱えるように片手で横に抱くやり方を勧められていました。なので授乳枕を購入し、それを実践していました。


他には、和食中心の生活。白米と根菜たっぷりのお味噌汁がいいとネットに書いてあったので、里帰り出産だったこともあり母が作ってくれました。ひたすらそれを食べてました。

 

あとは乳首のマッサージ。これは乳首が擦り切れて血が出るほどしました。自分の乳首をこんなに眺めたのは生まれて初めてでした。実母の前でもどーんとおっぱいをさらけ出してマッサージ。子供の頃以来、母に裸を見せたこともなかったけど、この時は恥ずかしいなんて思いませんでした。


また、母乳の出に良いとされるハーブティとたんぽぽ茶もネットで購入しました。どちらもがぶがぶ飲みました。


ミルクを足していましたが、哺乳瓶の乳首がより本物に近いほうが良いと聞いたので、そういうタイプの物に変えました。


とにかく母乳、母乳、母乳。毎日母乳のことを考え、ネットで検索しまくりました。
さらには、母乳マッサージで有名な「〇〇式」の助産師さんのところを尋ねました

 

助産師さんは丁寧に私の話を聞き、丁寧にマッサージしてくれました。「よく出る、いいおっぱいだと思いますよ」と言ってくれました。涙が出ました。助産師さんの言うには、私は母乳自体はよく作られているのだけど、その通り道がふさがってしまっているのだと。

 

マッサージを続け、赤ちゃんに頻回に吸わせれば詰まりがとれて、きっと完全母乳になれると。私は夢心地になりました。私も完全母乳になれる。それは母親として完全になれるという意味に聞こえました。


でも、何度マッサージに通っても、詰まりはとれず母乳だけで赤ちゃんが満足することはありません。助産師さんいわく、泣くのに負けてミルクを足すのが良くないと。

 

泣こうがわめこうが、三時間は授乳間隔をあけること、そしてミルクは絶対に足さないこと。そうしていればきっと完全母乳になれます。完全母乳で育てるのが、赤ちゃんとママにとって何よりの幸せですよ、私についてきてください、頑張りましょう、赤ちゃんも頑張らせましょう…。


このあたりで、何となく目が覚めました。「赤ちゃんを、頑張らせる?」。生まれて来てくれただけで100点満点大合格の赤ちゃんに、これ以上何を頑張らせようというのか。

 

「母乳でお腹いっぱいにならなきゃ、ミルクでお腹いっぱいになればいいじゃない」。産前の気持ちにふっと戻りました。お腹いっぱいになってもらって、すやすや寝てもらったらいいじゃない。その横で私も眠ればいいじゃない。すーっと憑き物が取れたようにそう思い、母乳にこだわるのを辞めました。

 



今だから思うことは、あんなに母乳母乳と思いつめなければよかったということです。入院中に、他の人たちがどんどん母乳を軌道に乗せていくことに、あんなにも焦りと劣等感を感じなくてもよかった。


それから、赤ちゃん用の体重計を買い、一日に何度も母乳量を測定したこと。あれが一番の間違いでした。数ミリリットルに一喜一憂して、逆効果でした。

 

もっと自然に「いつか母乳が出ればいいな」くらいの気持ちでいればよかったです。それから「完全母乳」の言葉に惹かれ過ぎない。
子供が幼稚園児になった今、母乳で育てた子と何ら違いはありません。